PowerPoint(パワーポイント)  ― 情報の集め方―

PowerPoint

こんにちは。Caderuです。

実務でプレゼンテーションを任されたという方から、よく寄せられるお悩みです。
「PowerPointは習ったことがあります。でもいざパソコンに向かうと「何を書こうか…色はどうしようか…そんなことに時間を費やしてギブアップしてしまいます」

パソコンに向かう前に まずやること

大切なのはアナログ作業の時間です。

まず最初にやることは、[目的]と[ゴール]を明確にすることです。
そして必要な情報を収集し、拡散しているイメージを整理分析する必要があります。

 

【目的の明確化】

そのプレゼンテーションの目的は、何ですか?

 商品紹介

    イベント実施

 承認獲得 

    研究報告 

    講演 

    デスカッション など

聞き手の把握とニーズの予測

 

そのプレゼンテーションの聞き手は誰ですか?

その聞き手は、何を知りたいと思っているのでしょう。

聞き手によって、情報の集め方と本体の構成が変わってきます。

 

【聞き手の把握】

 不特定多数

 年齢層の違い

 取引先

 聞き手の興味やこだわりは何か

 聞き手にとっての必要な情報は何か

 聞き手に何をアピールするか

 決裁権を持った人か

 決裁権を持つ人に伝言する人か

など

【ゴールの明確化】

 

そのプレゼンテーションによって得たいものは、何ですか?

 商品を知ってもらう

 商品を買ってもらう

 活動に参加してもらう

 活動を報告する

 評価意見をもらう

 決裁をもらう

 など

 

情報収集を始めましょう

 

ゴールイメージが明確になったら、目的を達成するための情報をたくさん集めます。

「これはいらないかも・・・」と、この段階では判断しないで、とにかくたくさん集めてください。

篩(ふるい)に掛けられた情報の中からも、役に立つ文言やキーワードが隠れていて

発表時の文言や質疑応答の助けになるからです。

情報を整理する

 

収集した情報の整理は、
「 K J法 」 「 マインドマップ 」 「 フイッシュボーン図 」などを利用しても良いかと思われます。

整理することで、拡散しているイメージが分析整理され、

不足しているもの
重複しているもの
強調すべきこと

が浮かび上がります。

フレームワークに落とし込む

フレームワークとは、「枠組み」「骨組み」「構造」のことです。

思考の枠組みですね。

フレームワークに落とし込むことで、流れが論理的に整理され、ゴールイメージへと結びつきやすくなっていきます。

フレームワークを知っていると、情報の集め方も効率良く進みます。

 

プレゼンテーションで良く使われるフレームワークを一部ご紹介します。

5W3H

What(ホワッツ)            目的は何
When(ホウェン)      実行期限はいつ
Where(ホウェア)     場所はどこ
Who(フー)        担当、分担、顧客ターゲットは誰
Why(ホワイ)       ニーズの明確化
How(ハウ)        方法、手段、仕上げ方・
How Much(ハウマッチ)  コストはいくらかかる
How Many(ハウメニー)  数量はどれくらい

 

TAPS (タップス)

 

To Be(トゥビィ)         理想はこうしたい
As Is(アズイズ)          しかし現状はこうである
Problem(プロブレム)   課題はここにある
Solution(ソリューション) よってこのような方法で解決する

 

 

FABE(ファブ)分析

Feature(フィーチャー)          商品・サービスの特徴
Advantage(アドバンテージ)   商品・サービスの利点・メリット
Benefit(ベネフィット)           顧客が得られる利益・価値
Evidence(エビデンス)           証拠。データ

 

PREP(プレップ)

Point(ポイント)        まず伝えるべき要点・結論
Reason(リーズン)     pointで述べた理由を説明
Example (エグサンプル) Reasonで述べた理由を裏付ける事例
Point(ポイント)        最後にもう一度結論

 

まとめ

 

フレームワークで論理展開のイメージを持っていると

より必要な情報が収集しやすくなります。

 

伝えたい「言葉を構造化する」。

論理展開が出来上がってから、「視覚に訴えるスライド」を作成する。

 

「誰に 何を どのように 伝えるのか」というところに時間をかけてみてください。

 

スライド作成のコツは、また随時UPして行きます。